猛威を振るい続けている新型コロナウイルスに対する有効な防御手段として期待されているワクチン接種。mRNAという遺伝子そのものを注射するワクチンは、日本で初めてのことですから、ワクチン接種に伴う副反応が気になる方も多いと思います。そこで、2回のワクチン接種(ファイザー製)を済ませた当院スタッフ・関係者から、ワクチン後の経過についてご紹介します。もちろん、反応は様々と予想されますが、ご参考になれば幸いです。

 

スタッフA(50歳以下女性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射した腕と脇が大きく腫れた。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射の瞬間から腕から左頬にかけて違和感がでて、腫れた。腕と脇の腫れは1回目よりややひどく、翌々日まで続く。頭痛少し。発熱なし。だるさなし。

 

スタッフB(50歳以下女性)

1回目:接種当日から注射部位から広がる腕の筋肉痛。頭痛にて鎮痛薬服用。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射当日夕方から倦怠感、腕や肩の強い痛み、なんともいえない関節痛が発生。頭痛はなし。翌日は、関節痛は楽になるが、首や脇から肩甲骨にかけての強い痛み。倦怠感も続く。鎮痛薬を服用してなんとか仕事ができた。発熱なし。3日目は倦怠感がよくなりつつも続いた。

 

スタッフC(50歳以上女性)

1回目:当日に注射部位周囲の腕の痛み。翌日には消失。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:1回目の2倍程度の注射部位周囲の腕の痛みが当日から翌日まで。翌日中はすこしだるい感じ。頭痛少し。発熱なし。関節痛なし。

 

スタッフD(50歳以上男性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射部位付近の腕の痛み。翌日夕方まで腕を挙げて物が取れず。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射直後から1時間ほど左まぶたが腫れた。注射部位付近の腕の痛みは1回目の2倍程度。翌日、翌々日はだるさと関節痛がすこしあり、鎮痛薬を数回服用。頭痛なし。発熱なし。

 

スタッフE(50歳以上女性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射部位付近の腕の痛みが続いた(水道蛇口に手をのばせないくらいの痛み)。皮下出血斑が3週間続く。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射部位付近の腕の痛みは1回目より軽い。頭痛なし。発熱なし。関節痛なし。

 

関係者F(50歳以下男性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射部位付近の腕の痛み。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射部位付近の腕の痛みは1回目とほぼ同じ。翌日に37.0-37.3C程度の発熱と軽度の倦怠感。頭痛も少し。発熱なし。関節痛なし。

 

関係者G(50歳以下女性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射部位付近の腕の痛み。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射直後から注射部位付近の腕の痛み。翌日に、首のまわりがかなり重たく、だるさや軽い頭痛も伴う。翌々日には消失。発熱なし。

 

関係者H(50歳以上男性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射部位付近の腕の痛み。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射部位付近の腕の痛みは1回目とほぼ同じ。翌日に37.0-37.3C程度の発熱と軽度の倦怠感。頭痛も少し。発熱なし。関節痛なし。

 

スタッフI(50歳以上女性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射部位付近の腕の痛み。発熱なし。頭痛なし。だるさなし。

2回目:注射直後から注射部位付近の腕の痛みも痛みの強さは1回目と同じ程度。翌日は、だるさがあり、解熱鎮痛薬を服用。発熱なし。関節痛なし。

 

関係者J(50歳以下女性)

1回目:接種当日から翌日にかけて、注射部位付近の腕の痛み。翌日は軽いだるさ。発熱なし。頭痛なし。

2回目:注射直後から注射部位付近の腕の痛み。翌日の昼頃から発熱(38.8C)、頭痛、体が重たく、解熱鎮痛薬を服用。翌々日には全て消失。