手島静子さんは、ハワイ島にあるてしま食堂を創業された方。ハワイ島コナ空港(エリソン・オニヅカ・コナ国際空港)から車で50分ほど南下するとホナロという町に入ります。ゆるやかな右カーブの左手にKona大福寺があり、その隣の和風旅館を思わせるたたずまいのお店です。マグロの刺身や、天ぷら定食など、美味しい和食をいつも同じ美味しさで楽しめるお店です。沢山の方を熱心に育てられてきたことが、味にぶれがなく、訪れる人に安心感を与えてくれるのに繋がっているのだと思います。この本には、人にかたりかけるように、これまでの教訓もふくめて、静子さんのことばとアロハの心がつまっています。全ての言葉が勉強になりました。あびこ内科外科大橋クリニックは、小さなクリニックですが、てしま食堂のように安心感のあるクリニックへと育っていきたいものです。取材をして静子さんの言葉を書籍の形で残していただいた今井さんには本当に感謝です。
ホナロは、フアラライ山のふもと、コナコーヒー産地(ベルト)にあります。丁寧に育てられたコーヒーは、静子さんの活力の一つであったことでしょう。コーヒーについての章から一部ご紹介します。「この辺りには今ではたくさんのコーヒー農園がありますが、そのころはまだそんなに多くはなかったんです。————(中略)———— 朝一番のコーヒーはグッド! 朝起きて、お店におりてきて飲むその日最初のコーヒーが、わたしは大好き! とってもおいしいの」。