知り合いの方に声を掛けていただいて、今年で3年目。8月11日と18日の2日間、羽曳野市上ノ太子駅からほど近くにある仲村ワイン工房で、ワインのためのブドウのサビ取り(不揃いな部分をハサミで取り除く作業)ボランティアに参加しました。
8月11日はデラウェア。ぱっと持ってみて、ブドウがはじけそうに元気。私はたった3回目の経験ですが、今年のデラウェアが今まででは一番。元気満載、エネルギー満載なブドウ達でした(写真中)。
8月18日はソービニヨンブランとミツオレッド。ソービニヨンブランも鮮やかな草緑色でしっかりと実っていました。すばらしいですねとお話をしていると、ご一緒の先輩の方々からは、残念ながらすこし重たいのが気になるのよねとコメント。8月13日から記録的な大雨が続いて、水をたっぷりと吸い上げてパンパンな状態だそう。そのためはじけてしまった実は、カビがついてしまうとのことで、丁寧に取り除くのがいいと教えていただきました。 ミツオレッドは初体験(写真下)。試食するとじゅわーーーと濃厚な赤ブドウが口の中で広がります。土の香り、灰の香り、ポリフェノール、納屋の香り、中庭の苔の香り、これらの中にドシーーンとした甘さ。仲村現二さんのお父様(光男さん)が交雑育種を繰り替えして創り上げた大阪オリジナルの赤ワイン用ブドウ。大阪府立環境農林水産研究所からオリジナル認定されRN—1と命名されたそうです。
仲村現二さんとスタッフさんの熱意に大阪の土・水・太陽が混じり合って育ったブドウ。手に持っているだけでエネルギーが伝わります。数年後、あるいはもうすこし後になるかも知れませんが、飲んだ人に元気とエネルギーが伝わるようなワインとなってくれる予感を感じた体験でした。