5月にはいって、新しい健康診断の季節となりました。入職時検診に加えて、大阪市の特定検診や大阪市の肺がん検診、大腸がん検診に来られる方の対応などで、本を読む時間がほとんどとれておりませんでした。そんな中、中古本屋さんにふと立ち寄ったところ、ニック加藤さんが書かれた本にぱたっと出くわしました。
ニック加藤さんは、ハワイ島(ビッグアイランド)、ホノカアに長年住まれている方で、写真家や音楽プロデューサーとして活躍され、かつてはアートギャラリーのオーナーもされていた方です。お会いしたことはありませんが、いろいろなところでお名前はよく目に留まっていました。
本では、ハワイ島を中心に、ハワイの日常、ハワイの風、ハワイの文化などについて、独特の写真とともに丁寧に記述されています。中でもホノカアタウンへの坂道という写真はすばらしく綺麗です。教会の白壁と背景に広がる海のハマクアブルーとのコントラスト、日系移民の方々が築いた街がその空間にたたずんでいるーーーー。この本が書かれてから20年が経とうとしていますが、ノスタルジーではなく、今もかわらない風がこの街を流れているのが実感できました。
写真中:ホノカアタウンの朝。 Simply Naturalは、Lizさんが切り盛りをしている美味しいカフェ。ホノカアボーイ(吉田玲雄著)によく登場していました。
下:露点マーケットを出している地元のおばさん。ゆったりすぎる時間がとても贅沢です。ニック加藤さんは以前に写真の建物の一角でアートギャラリーを営んでおられました。(共に、院長撮影2011年)