治療をうけずに放置しておくと、合併症としての糖尿病性網膜症が進行し、ひどい場合は失明することもある糖尿病。網膜症以外にも、手足のしびれや痛みを生じる糖尿病性神経症を引き起こすこともあります。適切に診断し適切な治療をうけることが大切ですが、糖尿病による合併症発症の予防には、すこしでも早期から治療を開始することが大切です。新規の糖尿病治療薬も数々開発されており、患者様一人一人の病態に応じた薬を選択する時代となってきました。会社健診などで「血糖異常」や「糖尿病疑い」などの記載がありご心配な方は、どうぞご相談ください。

2024年9月4日、難波で開催された糖尿病診療フォーラムに参加し、神戸大学糖尿病・内分泌内科准教授の廣田勇士先生から、神戸大学附属病院での糖尿病治療薬の選択状況についての講演を聞きました。廣田先生とは、講演の後にも、“効果的に血糖を下げ”、“副作用をより少なく”、“体重や食欲にも良い影響をもたらす”糖尿病処方の組み合わせについて、ホットな情報交換を行いました。