胃がんや大腸がんなどの癌治療、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患治療は、近年様々な新規治療薬が登場しております。当院では、大阪急性期・総合医療センターをはじめとする、高度医療病院と連携を図りながら、様々な面でこれらの疾患患者さんの治療にあたっております。一方で、いずれの疾病においても、すこしでも早い段階で発見し、適切な診断に至ることがなによりも大切です。
当院では、食道がん/胃がん/十二指腸がんの早期発見を目指して、胃内視鏡検査(胃カメラ検査)を毎日予約制にて行なっております。膵臓がん、胆嚢がんについては、症状がありご心配な方に腹部超音波検査を予約制で実施しております。
大腸の病気については、まずは大腸がんの適切な発見です。当院は大阪市大腸がん検診の受託医療機関として、大腸がん検診を行なっております。大阪市民で40歳以上の方は、年1回の便潜血検査による大腸がん検診がお勧めです。詳細は下記サイトをご覧ください。
加えて、大腸の病気では、炎症性腸疾患と称される潰瘍性大腸炎やクローン病の診断・治療も大切となります。しぶり腹、くりかえす腹痛、粘液を含む便、繰り返す下痢、時に血液が混じる便などが特徴的な症状です。当院では、肛門鏡観察による直腸観察などを行い、病状に応じて専門病院での大腸内視鏡検査による精査を行なっております。
2024年2月7日、天王寺で開催された大阪急性期・総合医療センターとの医療連携会議に出席し、消化器内科/消化器外科専門医の先生方との会議を行い、早期診断・早期治療のための情報交換を行いました。