貧血には様々な病気が関連しています。貧血の中で最も多く出会うのが、持続的な出血のために、赤血球中に含まれる鉄成分(ヘモグロビン)を失うことで引き起こさされる鉄欠乏性貧血です。月経過多による生理出血が最も多い原因ですが、胃がんや大腸がんからの出血、子宮筋腫による出血、繰り返す痔出血、腎臓病の進行なども原因となります。
健康診断等での採血結果でヘモグロビン(Hb)値をご覧ください。女性では12.0g/dL未満、男性では13.0g/dL未満が貧血と診断されます。貧血は、その原因をただしく把握した上で、適切に治療することが大切です。鉄以外に赤血球を作るために必要な物質が不足する場合でも貧血となります。当院では、貧血の状態と鉄欠乏の状態を血液検査で把握するとともに、必要に応じて胃や大腸の状態を把握しながら、貧血の治療を行っております。
2022年1月31日(月曜)に放送されたTV番組「主治医がみつかる診療所」において、女性のお悩みの一つとしての「鉄欠乏性貧血」と「氷食症」の企画において、医療監修とインタビューを担当しましたので、HPにてお知らせします。
鉄欠乏性貧血に関連する他の医療情報
日本テレビ・朝日放送系列 「ザ!世界仰天ニュース」の氷食症企画で医療監修を担当しました
“氷をガリガリしたい”お悩みー氷食症について学会講演を行いました