2017.7.1(土)17時〜

本町で開催された脳梗塞と心房細動予防研究会に参加してきました。脳梗塞の再発予防や、心房細動での血栓形成予防には、抗血栓薬(抗凝固薬)の内服が効果を発揮します。一方で、長期的服用が必要であることから、胃潰瘍形成や潰瘍からの消化管出血が注意するべき副作用の一つです。

本日、近畿大学消化器内科の松井繁長先生による抗血栓薬による消化管粘膜障害についての講演を聴きました。胃潰瘍の既往がある方、ピロリ菌感染の方(または既感染の方)は、抗血栓薬服用による出血リスクがかなり高くなるので、年1度程度の胃カメラ検査での観察が大切とのことでした。