2017.1.19(木)20時〜
帝国ホテルで開催された糖尿病と多臓器障害予防の研究会に参加してきました。
新潟大学循環器内科学の南野徹教授のご講演があり、褐色脂肪細胞という体全体に広がっている細胞に焦点をあてて、細胞老化のメカニズムと糖尿病の進行との関連について最先端のお話を興味深く聞きました。様々な病気の進行が血管の老化と直接的に関連することが明らかになってきており、その観点で、高血圧薬の一つである、アンジオテンシン受容体拮抗薬の特徴的な作用である“血管内皮細胞の保護効果”をうまく活かした抗血管老化作用も念頭におきつつ、診療にあたっていきます。