2019.3.14(木)20時〜、

天王寺で行われた大阪急性期・総合医療センターの消化器内科/消化器外科との連携会議に参加し、急性虫垂炎、大腸憩室炎についての治療連携について消化器外科宮崎進先生や主任部長の藤谷和正先生を中心に討論を行いました。

急性虫垂炎は、“盲腸”と一般に称されている病気で、虫垂に炎症が生じることで腹痛などの症状を発生する疾患です。10-30歳の若い方に多い疾患です。軽症の場合は、抗生物質投与による治療、重症の場合は外科的手術治療となります。その両者の見極めは、腹部の触診、痛みの程度とその変化具合、発熱、血液検査での炎症反応などを総合して行い、重症化が疑われる場合は病院紹介の上CT検査なども行って判断します。

急性虫垂炎は、“盲腸”と一般に称されている病気で、虫垂に炎症が生じることで腹痛などの症状を発生する疾患です。10-30歳の若い方に多い疾患です。軽症の場合は、抗生物質投与による治療、重症の場合は外科的手術治療となります。その両者の見極めは、腹部の触診、痛みの程度とその変化具合、発熱、血液検査での炎症反応などを総合して行い、重症化が疑われる場合は病院紹介の上CT検査なども行って判断します。

大腸憩室炎は、大腸憩室に細菌感染が生じて、腹痛や発熱などの症状を発生する疾患です。大腸憩室とは大腸壁の一部が外側に突出して嚢状になった状態のことで、60歳以上の方では約24%の方に存在するとされています。大腸憩室炎は普段から症状があることはまれで、突然炎症が発生しますので、腹痛や発熱も突然起ります。なるべく早い段階で診断を行い、抗生物質治療を開始することが望まれます。炎症が局所にとどまらずに周囲へ普及した場合は、腹膜炎の発生あるいは炎症憩室の破綻による穿孔の発生へと進行することがあります。これらの場合には、外科的治療としての膿瘍ドレナージや大腸切除術などの治療を検討する必要があります。

両疾患ともに当院で初期診断および抗生物質治療を行っております。外科的治療を検討すべき状態の患者様では、大阪急性期・総合医療センターなどの近隣総合病院との連携の基に総合的治療にあたります。