2018.11.14(水)19時〜、

天王寺で行われた大阪急性期・総合医療センターの消化器内科/消化器外科との連携会議に参加し、胆石症、急性胆管炎、胃の腫瘍(間質腫瘍GISTなど)、潰瘍性大腸炎、大腸がんによる腸閉塞症において、治療ネットワーク構築にむけての討論を行いました。

会議の後は、大阪急性期・総合医療センター総長の後藤満一先生、副院長の岩瀬和裕先生、消化器内科主任部長の薬師神崇行先生、消化器外科主任部長の藤谷和正先生を始め、両科スタッフの先生方と積極的な交流を行いました。

胆石症とは、胆のうという胆汁を一時的に貯める袋状の組織に結石ができる病気です。腹部超音波検査が診断に力を発揮します。胆石症の治療の基本は、外科的な胆のう摘出術です。症状がない場合には、経過をみることもありますが、結石が胆のうの出口に詰まると急性胆のう炎を発生したり、結石が胆のうから出でて総胆管という管で詰まると急性胆管炎を発生したりします。これらの場合には、致命的にもなり得ることから、的確な診断と基幹病院との連携の基に専門的治療を開始する必要があります。胆石症は、良性の疾患ですが、時には牙をむいて命を奪うことがある注意すべき病気です。胆石症は、10分ほどの腹部超音波検査で診断がつきます。胆石症についてご心配な方は、当院でご相談ください。

写真下は、会場外からあべの筋を中心とした大阪市南部を眺めた夜景です。空気がすんでいて濁りのない大阪は、世界で住みやすい都市ランキング3位に相応しい景観でした。