2017.2.23(木)19時〜、
天王寺で開催された大阪南病診連携の会に参加しました。
大阪大学泌尿器科・講師の木内寛先生から、過活動性膀胱の治療薬選択におけるピットフォールと最新知見について貴重な情報をいただきました。過活動性膀胱は、「急に我慢できないような尿意がおこる」、「尿がちかい」、「我慢ができず尿がもれてしまう」などの症状が特徴です。日本では約800万-1000万人の方がこの病気で悩んでおられます。治療薬としては、従来からの抗コリン薬に加えて、b3-アドレナリン受容体作動薬も治療効果を発揮しています。これら内服治療に加えて、尿意をがまんする膀胱訓練や、骨盤底筋体操を随時行うことは症状の改善に役立つとされています。