当院では、イボ痔(外痔核)、切れ痔(裂肛)、腫れて脱出する痔(内痔核)、肛門周囲での腫れ(肛門周囲膿瘍)、肛門周囲の痒みやただれの皮膚診療を行っております。これらのお尻のお悩みについての診療は、日曜日(9-13時)も行っております。大阪市外、兵庫・奈良県の方も来院されますので、まずはお電話で状況をご確認の上、お越しいただくことをお薦めしております。
2021年9月19日(土曜)15時〜奈良県橿原市で開催された第13回奈良肛門疾患談話会に参加し、土庫病院大腸肛門病センター長の吉川周作先生、錦織病院院長の錦織直人先生らの肛門疾患エキスパートの方々と、痔や肛門周囲の病変についての情報交換を行いました。
最近では、ウォシュレットの使いすぎが原因と思われる、肛門周囲の痒みやただれでお悩みの方が増えてきている印象があります。皮膚科医もされていた大阪肛門科診療所佐々木みのり先生から、ウォシュレットによる皮膚障害発生のメカニズムについての講演もあり、大変勉強になりました。お尻がかゆい、お尻がよく切れる、お尻がぺたぺたする、お尻がべたべたする等でお悩みの方は、ウォシュレットを使いすぎていないか(お薦めは、1分以内、強すぎない水圧、1日数回まで)を気にしてみてください。皮膚の健康が崩れると、細菌やウイルスに感染し易くなりますので、軟膏などでの適切な治療が重要です。